まとめたいとき

個人的な整理・備忘録です

続・メスティン自動パスタ実践とその基本が固まった件

 メスティン自動調理とは、メスティン+ポケットストーブ+固形燃料(約15分燃焼タイプ)を使って、火をつけたらあとは何も触らず、火が消えるまで待つだけで出来る、そのパスタ版ということ。

 一日一回しか炭水化物を伴う大きな食事は取らないので、一日に一トライしかできずに、かなり結果の蓄積に時間がかかったが、その分、ほぼ完全に把握したといっていいかもしれない。

 

 結論から言えば

・1.7mm茹で時間8分のパスタでの全体の水分量は最小200ml、最多250ml。

・火が消えたら、一旦蓋を開けて全体を混ぜ、蓋をして5分待つ(重要)

・茹で汁に油は多少は必要だが、多くを始めから入れないで、仕上げに混ぜるほうがいいかも。

・入れる具材によって注意点がある

 

 さて、詳しく行くために順を追っていこう。

 基本はコチラの記事の水分量。

 元記事に対してリスペクトの意味でリンクを飛ばしているんだけど、もしかしたらいつか急に無くなってしまうかもしれないと思い至り、該当箇所だけスクショを撮っておく。

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 今うちで使っているスパゲティは500g98円(税別)の激安1.7mm8分茹でタイプなので、250~300cc(ml)と書いてあるところが該当する。


 作り方のベースとなったのはコチラの記事。

 こっちは最初に具を炒め、パスタと水分200mlを入れて、蓋をして火にかけ、10分経ったら、蓋を開けてかき回して、また蓋をして待つという作り方。

 

 これは蓋を開けて調理するパターンだが、油を最初に入れることでくっつき防止になるという動画。

 

 以上の三つから、水分量は全体量220mlで調整、最初から材料を全部ぶち込んで、最後まで蓋閉めてるだけでも出来るんじゃないかなぁと思った。

 とにかく面倒くさい、火が出ている間は触りたくない、途中で蓋を開けない、ほったらかしで出来るということに、こだわりたかった。

 

 で、やってみたのがコチラ。

 

 これでもう大丈夫!!

 と、思ったが、そこまで甘くはなかった。

 何回か繰り返してやってみたんだけど、メニューによっては麺が焦げたみたいなこともあって、結果が安定しなかった。

 

 しかし、そこまで辛くもなかった。

 繰り返すことによって、リカバリー的にまとめることが出来るなとも分かってきた。

 

 

 

 まず水分量だけど、二つの先例が

・蓋をしないで250~300ml

・蓋をして200ml
 となっていて、個人的には世間の丁度よいが堅すぎるので、ちょっと柔らかめを目指して中間点220mlにしてみた。

 

 ただ、蓋をして200mlっていうのは成功例ですでに確立されている。

 この「200ml」っていうのが、本当に最低ラインで、190mlとかだと、確実に焦げる。100均の大まかな計測ラインが引かれている軽量カップですりきりを狙って200ml入れると少ない可能性がある。なら、200mlを確実に超えたほうがいい。確実に麺に水分が被っているぐらいは必要。これはリカバリーが利かない部分なので絶対死守するところ。

 なので、結果的に220mlを目指したのは正解だった。

 

 また、水分の上限は、オイルサーディンなどを使う場合、缶詰内のオイル・水分も一緒にぶち込むが、最低絶対水分量200mlをベースに、全体量(最多)は250mlを超えてはいけない。250mlぐらいならいくらでもカバーできる。

 どういうことかいうと、写真はオイルサーディンナポリタンを作ったときの火が消えた直後の画像だけど、左側にはまだ水分が浮いている状況。

 一見「水分多すぎた」と、がっくり来るかもしれないが、250ml以下であれば、大丈夫。ここで一旦天地返しもしつつ、全体をかき混ぜる。そのあと、蓋をして五分ぐらいまつ。

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 そうすると、麺や崩れた鰯の身の中に水分が入り込んだり、全体的にとろみのついたソースになったりで、丁度良い状態に仕上がる。

 消火時に「やべえ、麺まだちょっと固いわ」というときでも、かき混ぜて待つことによって、麺が水分を吸ってくれて、最後に仕上がる。250ml以上だと、どうあがいても「びしゃびしゃやん」みたいに水分が余ってしまう。ここも死守したいラインではある。

 また、かき混ぜないでそのまま放置しても吸ったりするんじゃない?となるが、これが、かき混ぜないと水分がずーっと上に浮いたままなので、かき混ぜも必須になる。

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 で、動画の油をヒタヒタに入れる件だけど、これは個人的には違うのかもな?と思った。最初に油を大量にパスタに触れさせると、美味く水分を吸って茹だってくれなくて、若干バキバキニチャニチャした仕上がりになることが多かった。

 もしかしたら、これはアルデンテ誤認問題(茹で上がりに芯一本残すことによって、その次の工程である、味付けやソースの仕上げを経て、丁度良いぷりっとした食感になるというものを、「食べるときに芯一本残した、歯ごたえある茹で上がりのアルデンテが、一番美味しい食べ方」と勘違いしているパターン)と、個人の好みなのかもしれない。

 同じ量の油を使うなら、ゆでる前は少量で、消火してからのかき混ぜ時に残りを加えるほうが、仕上がりとしては良いと思う。

 

 あと、入れる具材だけど、オイルサーディンで気づかされたことがある。

 缶詰によって個体の大きさが違うが、「でかいサーディンは、パスタを茹でるときの対流の邪魔になる」ので、水分量が充分でもパスタが動かずに焦げてしまうパターンがあった。ツナフレークであればいいが、ツナチャンク(塊)もその懸念がある。野菜も入れすぎたり、大きさによってはその妨げになる。

 実験結果上、レギュラーメスティンでパスタ100gと一緒にゆでる場合は

・基本は玉葱半分ぐらい以上は容量オーバー

ナポリタンの場合は玉葱4分の1、ピーマン1個、ベーコン半切り一枚ぐらいなら最初に全部ぶち込んでよい

・オイルサーディンは、汁は規定量内なら最初にぶち込んでいいが、サーディン自体は消火後、かき混ぜるときに加えるほうがベター。

 

 とまぁ、散々ぱら繰り返しメスティン自動パスタを食った結果がこれです。

 一旦蓋を取ることにはなったけど、消火後なのでセーフとする。今となっては「かき混ぜりゃなんとかなる」という感覚。